超小型・超低電圧:京セラがクロック発振器「KC1210Aシリーズ」を発表
次世代スマートフォンとウェアラブル機器のエネルギー効率の高い設計を実現

2025年11月11日 – 京セラ株式会社(社長:谷本 秀夫、以下「京セラ」)は、世界最小サイズのクロック発振器「KC1210Aシリーズ」を開発しました。*1 京セラの従来品クロック発振器と比較して約50%低い0.9Vの超低電圧動作を実現しています。現在サンプル出荷を開始しており、2026年夏に本格的な量産開始を予定しています。

KC1210Aシリーズ
    主な特長:
  • 超小型設計、薄型:最大 1.25mm × 1.05mm × 0.5mm。
  • 低電圧動作:0.9V、従来モデルより約50%低い。

■開発の背景

スマートフォンやウェアラブル機器のAI化、高機能化に伴い、高速通信、大規模データ処理、そして消費電力の増加が顕著になっています。これにより、バッテリーの消耗が加速し、充電頻度も増加しています。これらの課題に対応するため、小型で低電圧駆動可能な発振器の需要が高まっています。京セラは、この度「KC1210Aシリーズ」を開発しました。今後も市場ニーズに応え、先進的なデバイスの進化を支えるべく、革新を続けていきます。

■ KC1210Aシリーズの特長

1. 超小型設計、薄型:最大 1.25mm × 1.05mm × 0.5mm。

京セラ独自の小型素子設計技術*2 KC1210Aシリーズは、小型化を実現しながらも高い性能を発揮します。実装面積は京セラのクロック発振器KC2016Kと比較して約60%削減の1.31mm²、体積は約4分の1となり、先端機器の高密度実装をサポートします。

京セラの従来機KC2016K(左)と新型KC1210A(右)のサイズ比較

2. 低電圧動作:0.9V、従来モデルより約50%低い

KC1210Aシリーズは、新開発の低電圧発振ICを搭載し、京セラ従来品と比較して約50%低い0.9Vでの動作を可能にしました。これにより、京セラ従来品と比較して消費電力を約50%削減できる見込みで、スマートフォンやウェアラブル機器の省電力化に貢献します。

    主な用途
  • スマートフォン
  • VRゴーグル/VRヘッドセット
  • ウェアラブルデバイス
  • IoTモジュール等

■ KC1210Aシリーズ – 製品概要

製品名 クロック発振器
モデルKC1210Aシリーズ
寸法1.25mm × 1.05mm × 0.5mm(最大)
生産現場東根工場(山形県)
量産2026年夏予定
動作温度範囲-40~+85℃ / -40~+105℃

■ 電気的特性

製品仕様
出力周波数範囲9.6MHzに100MHz
出力タイプCMOS
周波数許容範囲*±25 × 10⁻⁶ (-40 ~ +85°C)、±50 × 10⁻⁶ (-40 ~ +105°C)
電源電圧0.8Vから1.8V
消費電流3.5mA(最大)/ 50MHz、0.9V、CL = 15pF
※周波数許容差には、初期許容差 25℃、動作温度特性、電源電圧変動、負荷容量変動、経年変化(1 年目 25℃)、振動・衝撃の影響が含まれます。

■ 詳細情報

詳しくは京セラの製品紹介ページをご覧ください!

もっと詳しく知る
※1 2025年8月現在、京セラ調べ。セラミックパッケージを採用したクロック発振器として。
※2 京セラ独自の小型水晶素子設計技術。
京セラについて

京セラ株式会社 (東京:6971、https://global.kyocera.com/京セラグループの親会社でありグローバル本社である京セラ株式会社は、1959年にファインセラミックス(「アドバンストセラミックス」とも呼ばれる)の生産会社として設立されました。これらの人工材料を金属と組み合わせ、他の技術と統合することで、京セラは産業用および自動車用部品、半導体パッケージ、電子機器、スマートエネルギーシステム、プリンター、コピー機、携帯電話の大手サプライヤーになりました。2025年3月31日を期末とする会計年度の連結売上高は2兆円(約13.5億米ドル*)でした。京セラは、フォーブス誌の2025年版「グローバル2000」の世界最大の上場企業リストで1,123位にランクインしており、ウォールストリートジャーナルの「世界で最も持続可能な経営を行う企業100社」にも選ばれています。 *換算は2025年3月31日時点のTTMに基づいて行われます

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